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三十番札所 宝厳寺

西国三十三所を長年にわたり巡礼しているウチの母親(86才)だが、ついに残すところは宝厳寺(竹生島)と成相寺(天橋立)の二所となった。とくに信仰心があるようには見えないので、巡礼といっても納経帳に朱印を押してもらうことが主目的となっている模様。まあ、中世から続くスタンプラリーみたいなもんですな。で、きょうは早起きして308SWに母親を積みこみ、名神高速、北陸道をブッ飛ばして琵琶湖畔の長浜港に向かう。渋滞もなく大阪市内から2時間少々で到着。

おだやかな琵琶湖。海みたいやけど波がないw。


長浜港から竹生島へは琵琶湖汽船のクルーズ船で30分ほど。平日というのに船内はほぼ満席。でもほとんどの客は日本人だ。となりに座った爺さんなどは琵琶湖周航の歌をハミングしだすので、こっちの顔が赤くなる。きょうは近隣のアジア諸国の観光客をほとんど見かけなかった。それを奇異と感じてしまうのが、けっこうおかしい。

竹生島は琵琶湖に浮かぶ周囲2kmほどの、宗教施設とみやげもの屋が数店あるだけの岩島。上陸して急峻な165段の石段を上りきると宝厳寺の境内に出る。つれあいは石段に四苦八苦している母親から託された納経帳に朱印を押してもらいに納経所へ。お寺の人に、観音さんと弁天さん、どっちを書きますか?とワケのわからんことを聞かれておおいに困惑する。あとは、かわらけを投げたりエノキの古木を眺めたりして1時間ほど過ごした。

納経所の列に並ぶ。


昭和風な案内嬢。


かわらけを鳥居に通すと成功。


長浜市内に戻り、地物の食材を出す食堂で昼飯。鮒、鯉、稚鮎、子持ち鮎などの湖魚がいろいろ出てきた。母方の祖母が湖北の出身で、母親は小さいころに帰省して食べて以来という鮒の刺身(鮒の魚卵がまぶしてある)をなつかしがっていた。そんなんで、きょうはひさびさに長男的なふるまいをした日であったように思う。それもウチにクルマが来たから、母親にそうせえと仕向けられた感じなんだけれどね。

その308SW、3気筒1.2Lエンジンというのが信じられないほど高速道路での巡行も快適だった。加速もそこそこ鋭い。直進性もまずまずで、ロードノイズもなく室内は静かだ。さすがにどっしり感はないがミョウに緊張することもなかった。あとはフロントパネルに警告灯が点灯しないことを祈るのみ、だわ。

琵琶湖畔の野鳥の飛来地。


伊吹山をバックに。けっこうがんばってるw。
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ワインディングにつれだす

台風一過の月曜日、308SWで神戸まで出かける。青空が見えたのは何日ぶりだろう。やっぱりスッキリ晴れると気持ちがいいねぇ。メリケン波止場のそばの駐車場にクルマを入れてから、メリケンパークを散策。きのうの台風はかなり強力だったのか、植木が何本か根こそぎ倒されている。持ちこたえた木も枝がひどく折れていて痛々しい。なんか、きのうの選挙の野党のよう。まあ、台風も温帯低気圧になって、どのみち消えちゃうんだけどね。




元町の路地裏の日本料理屋で昼飯をかきこみ、その近所の雑居ビルの極細の階段を3階まで上がったところにあるコーヒーショップでねっとり超濃いエスプレッソをクイッとひっかけて、海辺から六甲山に向かう。じつは、308SWがワインディングではどんな走り方をするのか、しなやかでフラットという評判はホントなのか、すごく気になっていた。つれあいなどは足回りがハードなクルマで山道を走るとかならず酔ってゲロゲロするから、乗り心地の良し悪しは切実な問題なのだ(買ってからいうても仕方がないんだけれど)。ただ、いままで平地を走ってきた印象から推測すると308SW、ワゴン車だけど、かなり期待が持てるんじゃないか、と。で、43号線から北上して表六甲ドライブウェイに突入。

Omote Rokko driveway from taro-yam on Vimeo.
天覧台に到着。


じじいとNew Car。


寒くて笑うしかない。


結論からいうと、感動した(笑)。自分の運転が上手くなったんじゃないかと思えるほど、狙ったラインをスーッとトレースしてくれる。ハンドリングもミニマムな動きでスイスイ切れる。もちろんクルマの挙動は安定していて、つれあいも酔っぱらっていない。いままで乗り継いできた10台のクルマでダントツにフラットな乗り心地だわ(ヘンなのが多かったけど)。ブレーキはジェントルでよく効くし、勾配を感知して下りでもシフトアップしないから、エンジンブレーキの操作に気を使うこともない。帰り道、つれあいは後部座席からガラスルーフ越しに見える山の景色を満喫。なんか、もう、最高のクルマだぜ、308SW!! でも、あまりホメすぎてしっぺ返しを食らうのが怖い。たのむから故障せんといてなぁ…。

308SW納車さる

朝から小雨がぱらつくあいにくの天気だったが、ナンバー登録が完了した308SWを引き取りに、上品な小豆色の阪急電車に乗ってプジョー西宮まで出向く。さっそく営業マンからクルマを操るためのレクチャーを受けるが、操作は思っていた以上に電子化が進んでいて、これがいまどきのフランス車か!とおおいに面食らう。そもそもキーレスで、エンジン始動はボタンを押すだけ(これはカーシェアリングのプリウスで経験済みだったが)。サイドブレーキの解除もボタン式だ。ダッシュボードに物理的なボタンがほとんどないのでエアコンやオーディオの操作、各種設定はすべてタッチパネルでおこなう。ライトもワイパーもフルオート化されていて(解除はできるが)正直なところ、デジタイズが進みすぎていてやや不安が募る。まあ、自分が若いころのラテン車といえば唯我独尊型で一癖も二癖もあったものだが、もう時代は変わってしまった、ということか…。
さて、ひととおりの講義を受けたあとはディーラーの店長さんから納車のお祝いにMOET&CHANDONのMOET IMPERIAL(ネットで調べたら4000円相当w)を手渡され、いよいよ始動。とりあえず2号線で西に向かうことにした。

シンプルだけど貧乏臭さはない。いいデザインだと思う。


三宮はパスしてポートアイランドへ乗り込み、イケアでニシンの酢漬け、コーヒーなど購入し、トイレを借りてから島を一周。須磨海浜公園の駐車場では恥ずかしながら、ちょっとだけ308SWを撮影。ついでに海水浴場で海を眺めて、あとは明石で昼飯にしましょう、とさらに西へ走る。3気筒1.2Lのターボエンジン、とくに感動はないが加速もよく思いどおりに操ることができる。シートは自分にはすこし落ち着かない感じがしたが、そのうち馴染んでくるだろう。小径のステアリングはフィールがいいし、乗り心地はフラットでかなりお上品だ。天気はイマイチだがコヤツの小気味好い走りにだんだんと運転が楽しくなってきた。やっぱり自前のクルマはいいな。これで故障やトラブルがなければ、いい買い物をした!と思うに違いない(そうなることをせつに願う)。







昼過ぎに明石に到着。まずは魚の棚商店街の食堂で腹ごしらえ。献立はお刺身定食+タコのぶつ切り+あいかたの生ビールで5000円弱。魚は旨いし安いねぇ。あとは生きてるトビアラやハリイカを仕入れて帰途につく。ワゴンタイプ…

308SWの素性

さて、この308SW、新車だとナビやらガラスルーフのオプションを装備すると400万ちかい値段になる。いくら気になるクルマといっても、さすがに3気筒1.2Lの大衆車に、その値段はないやろ!ってのが正直なところ。まだ3、40代のころだったら勢いで買っていたと思う。でも、これから、ひょっとしたら長〜く続くかもしれない老後に突入するのに(長寿というのはいまやリスクですよ!)潤沢ではない蓄えをそうそうは減らせないのだ。だったらクルマに乗るな、って話だけれど、やっぱりこれからはアクティビティも充実させて残りの人生を満喫したい(うわべだけでも)。で、けっきょく、値段に障壁があって、ほかに気に入った車種がないのなら中古車しかない、という空論上の結論に貧者は達したのだった。

そして、プジョーのサイトの「認定中古車」のボタンをクリックしてみる。条件は、車種・308SW、ボディカラー・レッド系、エリア・近畿、で検索。1台がヒット。2年落ちだが走行距離は8000km、ボディカラーはリオハレッド。ディーラーの広報車という代物。すでにナビもETCもガラスルーフも付いて値段的にもピッタリな感じだ。しかしまだ、心の底には引っかかることが盛りだくさんにある。フランス車は故障するんじゃないの?日本車のほうがよくない?そんなにお金使っていいの?車庫代や保険料や税金も高いよ!、ホントにキリがない…。しかし、それとはなしに、何気なく、それでいて確信をもったようにディーラーにメールを送っている自分がいた。そして先日の話へ。

休みの日、阪急の西宮北口から歩いてディーラーに向かい、さっそくクルマを見せてもらう。2年落ちだがヤレた感じはまったくしない。新車といわれても気がつかないだろう。まずは肝心要のラゲッジスペース。リアのゲートを開けてサイドのレバーを引くとリアシートが簡単にたためる。荷室はかなり広くてフラット。つれあいが寝そべってみる。奥行は180cmほどもあるので、余裕で寝転がれる。こんどは運転席に腰を下ろす。見上げると天井一面に青空が…。もうこの時点でノックアウト。ガラスルーフ!欲しい!



営業マンに、ディーラーの広報車ってなんですの?と聞いてみると、じつは社員が通勤に使っていたそうな。まあ、慣らし運転をしてくれてた、と思えばいいか。社員がラリーのドライバーってこともあるまい。保証は新車の残り1年と認定中古…

イノベーター(innovator)のバリアシェルフ

16年まえ、いまのマンションに入居したときに購入したシェルフ。たまたま家の近所にスウェーデンのイノベーター社(innovator)のショールームがあり、そこでこのバリアシェルフシリーズを目にする。イケアもまだ日本に再上陸しておらず、いまでこそ大人気の北欧デザインもそれほど話題にはなっていなかったころの話だ。それまでのユニット式の棚といえば、どちらかというと簡易的なものが多かったが、このスウェーデン製のシェルフは塗装や木の質感がよく、価格もこなれていたので一目で気に入ってしまった。シェルフはいくつかの基本的なパーツで構成されていて、あとは必要なものをチョイスする。このときは引き出し4段とデスクを追加した。くの字型のデスクは海外のオフィスっぽくて、なんともスタイリッシュな雰囲気にひとり悦に入っていたが、そのデスクのまえに座る人間のヤボったさには気がついていなかった。



16年間使ってきたが、ガタはまったくきていない(使っている人間はあちらこちらガタがきている)。いつまでもお気に入りの家具だ。ただ、年をとるにつれて要らないものを処分していくと、棚として使うにはオーバースペックな状態になってきた。収納するモノがないのである。そこで、たいして聴きもしないレコードプレイヤーを引っぱり出してきたり、愛犬の遺品や遺影を飾るなどして空いた空間を埋めている。



やがてはパソコンや周辺機器も不用になるだろう。しかし、そのときは3列あるシェルフの両側を片付けて1列に縮小すればいい。買ったときは、まったく予想していなかったが、そういうふうに対応できるのも、このユニット家具の利点だろうか。

おフランス車導入す〜PEUGEOT 308SW

クルマを手放してから7年。このごろ、また自前のクルマが欲しいな、って気持ちがふつふつとわいてきている。仕事もそろそろリタイアする時期に差しかかって、老後のアクティビティを充実させるにはやっぱりクルマは不可欠なのでは、と思いだしたからだ。返却期限のあるカーシェアリングではソウルはリリースできないんだよ!でも、そんな気持ちはまだ漠然としかなかった。

で、きょうはとくに強い意志を持つこともなくプジョーのディーラーを訪ねる。20年以上まえに乗っていたシトロエンAXは納車そうそう、信号待ちをしていたらオバハンに追突されてオシャカになった。リアのゲートは粉々になり、フランス車のヘナヘナ具合を実感することに。そんな過去の出来事があったので、わが家では長らくフランス車というのはいわくつきのクルマだった(後継車はためらわずにボルボにしたほど)。

車中泊で顔がブクブクやん!。懐かしいシトロエンAX GTと。


なのにきょうはプジョーのディーラーに向かっている。そして、なんと308SW購入の契約をしてしまった。快適なクルマ生活を送ろうとするならば、世間では絶対壊れると評判のフランス車というのはいちばん避けるべき選択ではなかったか、と我にかえって頭のなかで問答している自分がいたが、もう遅い。

しかし、これから予定しているアクティビティを考えると、ウチに最適なクルマはあんがい308SWじゃないか、という気がしていた(フォードのフォーカスエステートも候補だったが日本からは撤退)。荷室は後席を倒すと完璧にフラットになって、容量は1606Lもある。1クラス上のメルセデスCクラスやBMW3のワゴンなどはまったく勝負にならないほどの広大さで、つれあいなどは余裕しゃくしゃくで横になれるのだ。家財道具だって積めそうだ。



天井のガラスルーフも開放感があるし、エクステリア、インテリアともに何気なくて好感が持てる。エンジンは1.2L、3気筒のガソリン仕様だが、ネット上の評判を見渡すとそれほど非力でもないらしい。クリーンさをアピールしまくるディーゼルエンジンモデルも導入されてはいるが、VWの一件以来なんとなく信用できないので却下。軽油はハイオクより30円も安いけどねぇ…。

ボディカラーはドイツ車によくあるソリッドな金赤が希望だったが、プジョーはメタリックでエレガントなワインカラーしかなくて、ここは妥協した。操作系の…

余呉湖から長浜、そして雷鳴

朝起きてグズグズしていたが、せっかくの夏休みだから、どこかへいかなくっちゃ、ってことで昼前にやっと出発。阪急の地下でほんのり上等な弁当を買って、とりあえずJRの米原行快速に乗り込む。どこで降りようか、車内の路線図を眺めて思案していたが、琵琶湖の北にある余呉が目につく。余呉湖っていったことあったっけ?まあ、行き先はどこでもいいんだけどね。 米原で近江塩津行きに乗り換え、14時40分ごろ余呉駅に到着。なにもない駅前から、いきなり田んぼが広がる。その向こうに見える余呉湖の湖畔まで歩き、湖の端にある村落を散策。どの家も立派な蔵があるが人の気配はあまりしない。物を売る店どころか、自動販売機すらない。

ときおりトンビが空に輪をかきながらピーヒョロと鳴く。あとは静寂の世界。ホントに眼前の湖の眺めのほかには、たいした見どころはな〜んにもないんだけれど、なぜかブラブラ歩いているだけで心地いい雰囲気なんよね。たぶん、駅前の観光案内板に「神秘の湖」と書いてあったのが脳に効いていたのかも…。でも、はるばる訪れた甲斐はあったんじゃないか、とこの国の掃き溜めの住人は思った次第。









余呉湖で魂を沈着させたあとは、余呉発17時10分の列車で隣駅の長浜に向かう。どこかで晩飯を食ベなきゃ、と探していたら、駅からクルマで10分くらいのところに鮎や川魚を出す店があるというのでタクシーに乗り込む。10分といっても田舎の道は空いているし信号も少ないので、距離にしたら5、6kmはあっただろうか。湖東の穀倉地帯のまん中にポツンとその店はあった。 店は古ぼけた農家風の造りで、だだっ広い。ごちゃごちゃと散らかった感じが、田舎の親戚の家におジャマしている風情だ。家族連れ客の子供が座敷をドタドタ走り回ってうるさい。

まず、串に刺されてもまだ、しぶとくピクピク動いている鮎が運ばれてきた。この瀕死の鮎をテーブルの上にあるコンロで各自焼いて食べるのだが、さすがに新鮮だからか、ふんわり焼けて養殖でもなかなか旨い。あとは刺身や唐揚げや天ぷらや田楽や南蛮漬けや、とにかく鮎を何匹胃袋に収めたかわからないくらい、これでもか!と料理が出てくる。凝った料理はないが、値段も安いし(1人3000円ほど)窓からはのどかな田園風景が眺望できるし、おおらかな気持ちがあれば楽しめる店だと思う。

さて、きょうもここまでは順調だったが、思いもよらぬ展開が待…